パーマカルチャー入門その2

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あーす農場は、基本的に独立型自給自足農家なので、
敷地内で生活に関わる必要最低限の資源はほとんどまかなえるようになっています。
例えばこれは、山の水を利用した水力発電。

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これは、バイオガスプラント。
動物や人の糞を発酵させてメタンガスを発生させ、
ガス燃料として使用します。

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この袋にガスがたまります。
夏場は発酵が進むので、大量にたまるそうです。

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(↑バイオガス点火中。)

敷地内には鶏やヤギもいます。
ヤギは乳をとり、加工食品に使います。(たぶん)
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↓ともえさん。(だと思う)
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鶏舎。
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↓中に入れてもらいました。
全然匂わない、鶏舎!
飼料は、ぬかやくず小麦を発酵させたものだそうですが、
味噌に似た良い香りがします。
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烏骨鶏小屋。
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あーす農場は米と野菜も育てています。
米は農薬を使わず、手植えをするそうです。
田んぼの水がすごく澄んでいて、
ホタルの主食だというタニシがびっしりいました。
夏になると、あーす農場にはホタルがわんさと飛ぶそうです。
タニシ(か、ホタル)の生態を研究している大学の教授もよく訪ねてくるそうです。
↓これがタニシ。
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また、あーす農場には石釜のパン工房くらんぼんがあります。
週に1回くらいのペースで焼いて、
全国に発送販売もしています。
(お問い合わせ:あーす農場・パン工房くらんぼん TEL/FAX 079-675-2959)
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わたしも後日、くらんぼんのパンを送っていただきました。
ずっしりどっしりした、天然酵母のパン。
まずその迫力に、うれしくなってしまいます。
素材の良さが反映された、味わい深く、大変美味しいパンです!
(コーヒーはもちろん、なんと味噌汁にもよく合うあじわいです。)
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敷地内の建物は、やはりそのほとんどが
セルフビルドだそうで、図書室などの文化的施設もあります。
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以上、
一通りあーす農場内を大森ファミリーのお父様、昌也さんに案内していただきました。
(ざっくりしててスミマセン…!)

今回は残念ながら、
ほんの数時間しか滞在できなかったのですが、
まるちゃん一家ならび、大森ファミリーの前途には、
資本主義国家の将来に横たわる暗澹たる不安の影のようなものを
軽く打破する光が、まぶしく満ちあふれているように感じました。
この上なく、率直で美しい暮らし。
それが自給自足。
滞在中、はっと気が付きました。
頑なまでにまっすぐな百姓の生活、
これはまるでロックだ…!
自給自足は、非常に説得力のあるカウンターカルチャーだったんだっ!
晩秋の西日に包まれておだやかに微笑む、まるちゃん一家と大森さん。
わたしは何か、次第にロックスターと対峙しているような
胸の高鳴りを覚えました。
大きい。
まるちゃんって、大森さんって、大きいな。

これからも、ここへは足繁く訪れるであろうと予感しました。

まるちゃんは、時々地元で開かれるイベントなどに、
「まるかくKOBO」名義で出店したりしています。
またあーす農場は、百姓体験などの受け入れもしているそうです。
もし、機会があればみなさんもぜひ、
自給自足という名の一連のロックに身を委ねてみてください。

「あーす農場」
〒669-5238
兵庫県朝来市和田山町朝日767-2
TEL/FAX 079-675-2959

「まるかくKOBO」
兵庫県朝来市和田山町朝日591
TEL/FAX 079-670-0585
by pussy-pussy-na | 2011-12-22 23:28 | 会えました〜


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