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市原吉博さんの菓子木型

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みなさん、こんにちはこんばんは!
またまた長らくのサボタージュ、
大変申し訳ありません!

さてさて、
ただいまプシでは前回ご紹介した伝統工芸士、市原吉博さんの
「菓子木型 春の博覧会」を開催中です!

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100点以上の木型がプシにずらりとならび、
いつも間延びしているようなのんきな店内の空気が一新!
きりりとひきしまった玄人の店です!
さすが、
さすが師匠!
この洗練された空気の中にいると、
山深い茅葺き屋根の庵に座して、
下界を眺めながら霞を食べて生きているような心地になります。
プシなのに…!

ではでは、気になる木型を一部ご紹介します!

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「鯛」
木型の世界にはやはり縁起物のシンボルが多数登場します。
うろこひとつひとつ、すみずみまで丁寧に彫られています。
魚ってフシギですね。
見ていると心が安らぎます!

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「切り身」
切り身です!
突然の切り身!
さっきまではぴちぴちの縁起物だったのに、切り身になっている!!?
菓子木型の世界では、切り身の需要もあるようです!
※画像サイズ、ちぐはぐですみません。

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さて、これはなんでしょう?

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「ひよこ」
そうです!
この型はあの有名な九州名物ひよこです(^^)
木型はいろんなお菓子の型の裏方だったんですね!

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「ビスマン」
同じく九州方面の名物お菓子、ビスマンの型です。
ビスケットのカタチをしたおまんじゅう、ビスマン!
…ちなみにビスマンは四国でいうところの母恵夢(ポエム)に似た味わいだそうです(^^)
(↑とってもローカル☆)
これを見ると、木型が逆立体な上、左右反対に彫られているという
迫力が目に見えて伝わってきます。

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「ちどり(大)」

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「ちどり(小)」
数ある木型のなかでも、なぜか目が離せないちどり!
くるしい時、かなしい時、
このちどりの目を見ることにしよう!
だいすき!
ちどりー!!
(ちどりファン)

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「練切専用木型」
これは和菓子のなかでも上生菓子をつくる際に用いられる木型です。
四季をカタチの中に凝縮したきれいなお菓子に仕上がります。

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ちなみに↑の生菓子は以前、師匠の娘さん(豆花さんです)と
わたしが木型を駆使してつくってみたもの。
…なんだか低空飛行(笑)

ほかにも、気になるすごい型がたくさんありますが、
データが重くなり過ぎるためここで終了。
ぜひ、会場に足を運んで見てくださいね(^^)

最後に、本日2/28と3/1の
和三盆干菓子体験会ですが、
盛況につき受付時間を1時間繰り上げて
12:00〜開始いたします。
(※体験会は要予約ですが、状況を見ての飛び入り参加もOKです!)
(参加される方は12:00〜16:30の間でご都合の良い時間にご自由にお越しください。
なお、受付終了は16:00までです。)
毎度毎度のギリギリ告知!

どうぞよろしくお願いいたします☆
by pussy-pussy-na | 2009-02-28 00:19 | アートごと

菓子木型 春の博覧会

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世界が黄色くぼやけています。
早くも黄砂舞う季節。
うーむ、ソフトフォーカス。
かすむ風景に溶け込んで、
ふいに砂丘のらくだを思い出す。
…ええ。
砂丘と言えば、
鳥取です。
ムエーーーーー!
ええ。
らくだは、
ムエーーーーー!
と、鳴くのです。

みなさん、こんにちはこんばんはー。
またまた至急のお知らせです。
今月2/26(木)〜3/1(日)まで。
当店にて、
「菓子木型 春の博覧会」
という企画展を開催します。
みなさん、菓子木型ってご存知ですか?

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和三盆の干菓子や、練りきりなどの成形の際に
使用される逆立体の木の抜き型。
現在、この木型を制作している職人さんは全国で6〜7人。
そのアンカーになるだろうといわれている職人さんが、
この高松にいらっしゃいます。
伝統工芸士の市原 吉博さんです。

ふふふ、ここだけのハナシ。
市原さんとの出会いは、
なんとなんとあのプサンボンがきっかけなのです(笑)
ある日、店に市原さんの娘さんが遊びに来てくれて、
たまたま目にしたプサンボン。
そこからハナシは一気に加速し、
ふふふ、ここだけのハナシ、
ちゃっかり市原さんに弟子入りまでしてしまいましたっ…!
20年。
たゆまずこつこつ彫れば、
わたしも伝統工芸士です(笑)
みなさん、どうぞ長い目でご期待ください☆
ふー、人生。
ほんとうに何が起きるか分かりませんなあー!
というわけで、いやいや。
冗談でなくほんとうに、菓子木型の世界は
奥深く、静謐でうつくしい。
上の画像。
師匠(ここから市原さんは師匠と表記)に、
なんとオリジナルでプシネコの木型をつくっていただきました!
参考にしたのはショップカードのイラストのみ。
毛穴やマフラーのPマークまでばっちり立ち上がっています!
すごい!美猫っ!!
師匠、すごいです!!
弟子のプサンボンとは月とスッポン(笑)

会期中は、師匠の木型がずらりとプシにやってきます(^^)
いままであまり目にすることのなかった菓子木型。
「用の美」とは、まさにこれです。
瞬間、
山頂から霧深い麓にむかって大声で叫び、こだまが返ってくる時のような。
荒波にのまれ、必死の思いで海面に顔を出したときの空の青さを見るような。
こころの目で、世界をみているような心持ち。
みなさん、ぜひご覧になってみてください(^^)

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そして、会期中。
2/28(土)と3/1(日)には、
師匠の娘さんである「豆花」さんによる、
干菓子づくり体験会※要予約も開催されます。
豆花さんは、お父様のお仕事を広く知っていただけるように、
実際に木型を使ってのプロモーション活動を活発に展開中です(^^)
自分の手で、和三盆をこさえる感動☆
ぜひ体験してみてください。
みなさんのご参加をお待ちしております!

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そして、そんな豆花さんと師匠ですが、
明日2/17(火)のKSBスーパーJチャンネル
18時25分くらいから登場します(^^)
上の画像、豆花さんプロデュースの和三盆ギフトなのですが、
今回番組でピックアップされるのは「合格和三盆」
食べるお守り、合格和三盆!
受験生のみなさん、親御さん、必見です☆
制作過程も見られる予定。
現場でちょろちょろしていたプシ親子もひょっとしたら写るかも…?(笑)
香川岡山にお住まいのみなさん、ぜひチェックしてみてください(^^)
なお、合格和三盆を含む豆花さんプロデュース和三盆は、
現在プシでも販売中です(^^)
どうぞよろしくお願いします☆
by pussy-pussy-na | 2009-02-16 01:09 | おしらせ

旅するチェンマイ3「河野卓治さんの工房訪問編」

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立春を過ぎ、
室内も明るく。
コーヒーを飲みながら、
なにげなしに我が手相を見てみると、
見慣れない線を発見。
こ、これは!
神秘十字…!!?


えー、みなさん。
ごほごほ。
またまたお待たせいたしました!
そういえば、ほぼ日。
ほぼ日かー!
もはや対岸のほぼ日。

あー。日々巨大化していくスプリングロール。
大変だ…、うずまきにまかれる!
ささ、どんどんまいりましょう!
前回のつづき、
今回は、河野卓治さんの工房訪問編をお伝えいたします。

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河野卓治さんは、陶芸家。
卓治さんがチェンマイに移り住んで、かれこれ10年以上。
わたしが卓治さんと、奥さんの節子さんに出会ったのが、2年前。
もうずっと昔からの友人のように感じる、卓治さんと節子さん。
おふたりとの出会いは、わたしの世界観をぐっと広げてくれました!
もう、チェンマイがすぐとなりの岡山県くらいの感覚です(笑)

そしてとうとう!
ステープ山にほど近い、緑あふれるすてきな工房に
おじゃまさせていただく日がやってきました(^^)

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これが卓治さんの窯。
なんと自作の窯です!
とてもうつくしい佇まい。
窯にも、卓治さんの神経が通っているように感じました。
やはり。
道具は人格を反映するようです。
…はっ!!
おーい、我が焙煎機や〜!

そしてなんと今回、
卓治さんのうれしいご提案で
プシの看板をつくらせていただけることになりました(^^)

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卓治さんが、ぴっしりきれいな陶板を粘土でつくってくれました。
それに釉薬を塗って乾かして、
その釉薬を削り出して図柄をきめます。
しかしじつは、どんな看板にするか何も考えていなかった!わたし…!

みんなのアドバイス↓
・コーヒー豆屋ということがわかるものでないとね
・やはりトレードマークのプシネコはいるでしょう
・店の名前ももちろんいるよ(…看板だから)

ふむふむ。
そして生まれたのが、
どーん!

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直球ど真ん中でごわす!

毛穴も忠実に再現☆
しかし勢い余って一個飛び出しました!(笑)

さ、ここからはふたたび卓治さんにバトンタッチ。
これを何日か置いておき、完璧に乾燥したら窯にいれます。
さて、どんな風に仕上がるかな。

そして先日。
卓治さんと節子さんからメールが届きました!

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やったー!!
やけましたー!!!

プシネコの寡黙な(?)雰囲気もばっちりです(笑)
こうして、ようやくウチにも立派な看板ができました(涙☆)
卓治さん、節子さん、コープクンマーク!!!

今秋も、卓治さんの個展をプシで開催予定です(^^)
みなさん、
ぜひ今年も、チェンマイのおだやかな空気を
たっぷり吸い込んだ、器や花器に会いに来てください☆
あ!願わくばプシネコ看板にも〜(笑)
どうぞよろしくお願いいたします!

さて、次回の旅するチェンマイは「サンカンペーン温泉編」をお届けします☆
(4へつづく)
by pussy-pussy-na | 2009-02-13 02:33 | たっぷりチェンマイ!

禾nogiさんの飲茶店

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えー、みなさん!
ほぼ日(?)チェンマイシリーズの途中ですが、
ちょっと緊急のおしらせです!

来たる2月6日(金)と7日(土)。
ベジカフェの禾nogiさん
高松市のギャラリー茜さんにて
名物「ベジまん」をお届けするイベントを開催されます。
会場にはイートインスペースもあり、
うれしいことにプシもコーヒーで
参加させていただくことになりました(^^)
豆の販売もします。
禾nogiさんはベジまんのほか、
焼き菓子、バレンタイン向けお菓子などもご用意しているそうです。
なんとおいしそうな2日間!
これは絶対コンプリートしなくては(笑)
禾nogiさんといっしょに、
みなさまのお越しをお待ちしております(^^)

なおプシ店舗は、通常通り営業しております。
どうぞよろしくお願いします。
by pussy-pussy-na | 2009-02-03 00:23 | おしらせ

旅するチェンマイ2「コーヒー農園編」

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ほー、
もう2月だー。
切なく見つめるカレンダー。
前回、ほぼ日
なんて書いておきながら…、
ご、ごくり。

ゴホゴホ、えー、
今回はコーヒー農園訪問編をお届けします(^^)

チェンマイ市内から西の方角に、
チェンマイのシンボル的存在である神聖な山、
ドイ・ステープ(標高1080m)がそびえたっています。
目指す農園は、そのステープ山をこえたさらに先の
プイ山(ドーイ・プイ)にありました。

心強いガイドさん、
河野たくじさんせつこさんご夫妻に導かれるまま(笑)、
私たち親子は市内でまずレンタルバイク(100cc)を借りました。
そうです。
農園まではバイクに2人乗りして行くことになりました!
(タイでは乗り物に関して人数制限がないようで、
2人乗り、乗れるものなら3人乗り、4人乗り…、オールOK!(←?)なのです!)

ひゃー、これはたのしい!
さーしゅっぱーつ!

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※せつこさんカメラ1
…ハハに取り憑かれているみたいです(笑)

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※せつこさんカメラ2
山道をブイブイ駆けぬけます!
アップダウンの繰り返し。
かれこれ2時間近く走ったでしょうか。
舗装されていない道があらわれ、

見えてきました!

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おお!
念願のコーヒー農園が目の前に広がっています。
じーん!!
この1歩は小さな1歩かもしれないが、
わたしにとっては大きな飛躍であります(^^)

ピンク色の花がたくさん地面に落ちているのに気がついて、
見上げると、さくらが咲いていました。
冬といってもタイの冬は、まるで春の陽気。
聞けば豆の収穫時期も11月〜1月。
とてもいい時期に訪問することができました。

農園の入口付近の小屋では、
山岳民族の女性がコーヒーをいれてくれました。
む!
これは!
とってもアローイ!!
焙煎は深めですが(タイは基本的に深煎り)、
甘みが芳醇なしっかりしたボディ!
まさに上質なアラビカ種の味わい!
あんまりおいしくてカップの底に残った微粉も
スプーンですくってきれいに食べました(笑)
昨年もここを訪れたたくじさんとせつこさんの話しでは、
昨年よりぐっとおいしくなっているとのことでした(^^)

次は豆の精製場。
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付近の山岳民族の若者が
いきいきと楽しそうに働いています。
プイ山には小規模農園があちこちに点在しているそうです。
多くはチェンマイ大学の農学部が試験場として運営しているようで
この農園もそのひとつです。

ここは棚干しの自然乾燥式(ナチュラル)の精製法がとられていました。
収穫したコーヒーの実は、まず脱穀機のようなものにかけられて
果肉から種子(生豆)を取り出します。
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取り出した生豆は水洗いします。
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脱穀機にかけられた後の果肉。
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取り出された生豆。
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天日にさらして乾燥させます。
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これはまだ脱穀していない状態(パーチメント)です。
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袋づめし、ふもとの工場まで運んでそこで脱穀機にかけます。
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ふもとで脱穀機にかけられて、やっと煎れる前の状態になります。

実際目にして見るとたいへんな労力です。
多くの人の手にかかって、
はるばるやってくるコーヒー豆。
もうひとつぶひとつぶが愛おしくてたまらなくなります!
決しておろそかにしてはいけないなと感じます。

北タイでコーヒー豆の生産が始まったのが今から20年ほど前。
それまで山岳地方では麻薬(ケシ)が栽培されており、
ケシに変わる農作物としてコーヒーの栽培が始められたそうです。
農場のおじさんは、
「約10年ほど前から徐々に豆の需要が高まり、
コーヒー豆でやっと食べていけるようになった。
いまは供給が追いつかないくらいだよ。」
と、笑顔で話してくれました。
タイのコーヒー豆は現在主に自国消費用で生産されています。
まだタイの豆がマイナーな為、国外での市場の確保が難しい等、
いろいろな要因があって海外流通はそれほど活発ではありません。
でも、こんなにおいしいタイのアラビカコーヒー。
いずれ世界中で需要が高まっていくようになると思います。
近い将来、プシでもタイのコーヒーが定番になる日が来るように、
力をつけていきたいです(^^)

コーヒー豆ひとつぶにも、たくさんの物語があります。
日本に帰って、焙煎したてのタイを飲んだ時、
コーヒーのおいしさの深淵を、見た。
わたしは、見たっ!!
…ような気がしました(笑)

次回は「河野卓治さんの工房訪問編」をお届けします☆
(3へつづく)
by pussy-pussy-na | 2009-02-01 21:51 | たっぷりチェンマイ!